第22章 春眠暁を覚えず、ってなに?
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めんどくさい時は専らオールバック。
皆にはミミズクヘッドとか言われてた。
いや、意識はしてないんだけど。
気になって調べてみたらホントにミミズクだったもんな…
懐かしいことを思い出しながらリビングに戻る。
「あれ、まおも出掛けんの?」
「散歩しようかなって」
休みの日の化粧が1番好きって前に言ってたのを思い出した。
凄くるんるんしながら化粧してて、かわいいなと思っていたら。
「そのピンクのリップかわいい!キスしよ!」
「なんでよ!光太郎に付くし、化粧し直さなきゃいけないからだめ!」
わかってはいたけど、そこまできっぱり言われると凹む。
あからさまにテンション下がってますよオーラを出す。
「…家帰ってきたら、してもいいよ?」
もー!まおホントかわいい!ちょろ過ぎ!
今日は絶対残業しねえ!ってより、店長に無理言ってでも早く帰る!
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