第20章 末っ子の企み
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〆の味噌ラーメンもいいな…
ラーメンを食った後、前に録画して見てなかったものを見る。
まおが起きない様に、小さい音で。
「…おかえり?」
「あ、ただいま!ごめん、起きた?」
「みそらあめん…」
「…寝ぼけてる?」
「こおたろ〜…」
すっかり寝ぼけてるまおは俺の名前を呼ぶと、必死に俺の身体に抱きついてきた。
「さびしかった~、まってたのに~」
「ごめんごめん、2軒目まで行っちゃって…」
「ん〜、やあ」
可愛い。
寝ぼけてる奴、ましてや明日仕事の奴を押し倒したくはないんだけど、コレはしょうがないよな?
そう思ったら、俺はすぐソファーにまおを押し倒した。まおは目を真ん丸にして、俺を見る。
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