第20章 末っ子の企み
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「あれ、まお…?」
リビングのソファーでまおが寝ていた。
テーブルにはもう冷えているミルクティーが少し残って置いてある。
音を小さくしてあって気づかなかったけど、テレビも付きっぱなしだ。
「まお?起きろー、風邪引く」
身体を揺すっても起きない。
あー、自分の意志じゃなければ中々起きないからな…
起きないだろうけど、そっとお姫様抱っこをしてベッドに連れていく。
スースーと規則正しい寝息が聞こえる。
〆のラーメン食うの忘れてた。
キッチンの戸棚に袋ラーメンが残ってあるのを思い出して作り始める。
やっぱり、〆はラーメンだよな…
醤油がよかったけど、あったのは味噌ラーメン。
いい匂い…味噌ラーメンだからキャベツ、あ、焼豚もあるじゃん!
冷蔵庫にある、ラーメンの具材(になる奴ら)を大雑把に切って鍋に入れて煮詰めた。
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