第20章 末っ子の企み
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「光太郎…明日、仕事…」
「お、びっくりして目冷めた?」
いつもの様に、少しずつ焦らしながら攻めていく。
本当はガツガツシたいんだけど…"足りない"ってまおの顔がみたいからそうする。
「や…いっつも、焦らす…♡」
「ん?なーに?」
「…ッ♡♡」
「言ってくんなきゃわかんねー」
そう言って、俺は黒尾にもらった玩具を思い出す。袋の中をゴソゴソしてるとまおが不思議そうに俺を見た。
その目が、不安そうな、期待してそうな、そんな感じで少し興奮した。
「コレ、なーんだ?」
「…あッ、」
そういってすぐローターを弱にしてまおのクリに当てる。
初めは警戒してたまおも、少ししたらすっかり気に入ったみたいだ。
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