第7章 ステラさんの過去
頭のなかで描いてみたがおかしなところは何もない、なかなか良さそうだ。
「私達はここの窓からの侵入になります、そして最短ルートで彼女の部屋に行ってきた道を戻りますね」
家内部の地図を見ると、今までのように屋敷とかではないので簡単そうだ。
「全て終えるまでに約5日です。
明後日でなければならないので準備は各自お願いします」
すべてまとまったところで、話は終わり私は部屋をあとにした。
なんだろ…簡単なんだろうけど胸騒ぎがするんだよな。
なんて考えていたが、やらないわけにはいかないので私は部屋に戻った。
何も考えずに部屋の中を進み、ふとベットを見て、一瞬驚いてしまった。
ステラさん寝てたんだった…忘れてた
起こさないように私は動きながらクローゼットには入っていたトランクに服を詰めていった。
それから、少しだけステラさんを眺める。
眉間にしわを寄せ、何度か苦しそうな顔をしている。
そっと眉間を触り、そのシワをなくすとステラさんが寝返りを打った。
寝てたら、なんか可愛いんだけどな
1人で笑いながら、準備を終わらせた。