第7章 ステラさんの過去
「にしてもアオメさんってお強いんですね、クレナさんに聞きましたよ」
コルトさんがそう言うと、急にアリスそんが私の隣にやってきた。
「アイラブユー!僕、アオメの事気に入ってるんだ!よろしく頼むよ」
ぎゅっと抱きついたあと、また自分の席に戻っていく。
凄い良い匂い…というか可愛い。
「気にしなくていいですよ、彼は誰にでもそう言うことをしますから」
とマトリさんがそう言いながらクールに昼食を食べている。
それぞれの性格が大体分かったところで、仕事の話に移る。
「行きは馬車、帰りは蒸気船です。
家に着いたら、アリスは外国人のふりして訪ねて時間稼ぎ。
その間に私がアオメさんと家に入り、カトリスさんを誘拐します。
その後、隣にある教会にてマトリに彼女を渡して、アオメさんと共に船に乗ってください。
こちらにつき次第、依頼主である母に身元を渡してくだされば感遂です。
私とアリスは頼まれていた情報収集をしてから帰ります。
ここまで計画は立てましたが、何か意見は?」