• テキストサイズ

殺し屋が執事になってみました。【R18】

第7章 ステラさんの過去


「不謹慎かもしれませんが、私はステラさんが羨ましいです。

私には目的みたいなものがないので、人を殺しながら自分が殺される順番を待ってます。


例え復讐のためでも、こんな私よりは立派にステラさんは生きてると思います」




そう言うと、いきなりステラさんは笑い声を上げた。



「復讐なんかやめろ、って言われることはあったけど羨ましいだなんて初めて言われた。

お前の前では俺の悩みなんて、なんてことないな」



「ありがとう」と微笑んだあと、また布団に潜っていった。



お礼を言われるようなことも、励ましたつもりもないがステラさんが満足げなので良いだろう。




私はまたソファに座り、読書を再開した。





その後、ステラさんの寝顔をしっかり拝見してから昼食へ向かった。



「あ、アオメ!悪いけどこれマスターのとこ持ってってくれるか?

ちょっと手が離せなくてなっ!!」



コックのみんながキッチンの中を走り回って忙しそうだったので、私は快く了承した。








/ 223ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp