第6章 アサシンデビュー
私は部屋を出てメルロさんの部屋にの戸を小さく2回叩いた。
するとすぐに返事が聞こえて、扉が開いた。
メルロさんがまだ起きていてよかった…
「アオメさん、どうされました?」
「すみません、強めの睡眠薬貰えますか?」
私が持っているものでは耐性のある私には効いてくれないのだ。
少し待ってくださいね、と言って部屋に消えたメルロさんはすぐに戻ってきた。
「こちらならきっと効くと思います。
一度に結構な量を服用する必要はありますがね」
そう言いながら私に瓶詰めの薬を渡して、オヤスミナサイと言って部屋へ戻って行った。
私は部屋に戻り、寝巻きに着替えるために服を脱ぐ。
あ、即効性じゃないかも…もう飲んでおくか。
瓶に書いてる説明には一度に服用するのは3錠までと書いてある。
6錠、9錠、どうしようと考えたが眠れないと嫌なので9錠飲むことにした。
水と共に飲み込み、寝巻きに着替えようとした瞬間ーー
気づいた時には顔が床についていた。
尋常じゃないほどの睡魔に襲われながらも、寝巻きを着ようとするが体が言うことを聞かない。
どうやら即効性だったようだ。
6錠にしておけば良かったと後悔しながら私は、眠りについた。