第6章 アサシンデビュー
「ーーメ、アオメっ⁉︎どうしたの?」
視界に突如クレナさんの顔が入って私は驚く。
「ーっ! なんですかっ?」
「なんですかって……ご飯、食べないの⁇」
机を見たらいつの間にか料理の乗った皿が乗っていた。
「あ、すみません。ボーッとしてました」
私は遅れて、食事を口にする。
考えていたら全然気づかなかった。
考えるのはやめだ、どんなに考えたってずっと答えなんてでなかったんだし。
「シェロさん、とても美味しいです」
「当たり前だろ?俺が作ったんだからな」
なんで会話を交えながら、私達は食事を終えた。
「俺はもう寝るから、うるさくすんなよ」
お疲れのステラさんはそう言って部屋の入って行った。
「私達もお休みしましょう、疲れましたしね」
眠たそうに目をこすったメルロさんと欠伸をしているクレナさんも部屋へ戻った。
私も部屋に入ったがどうにも寝れそうにない。
だってまだ18:30だし……
家から持ってきたバックに目当てのものがあるかを探したがそれは見つからなかった。