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殺し屋が執事になってみました。【R18】

第6章 アサシンデビュー


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「主は見つかんないし、雑魚はそこらから出てくるし……」



今殺したばかりのガードマンを踏みつけながらクレナが文句を言った。



「アオメさんを呼んできて人手を増やしたほうが早そうですね」



メルロの意見に俺は賛成して、俺らはホールへ向かう。


まずホールを全員で片付けてから、全員で主を探した方が効率は良さそうだ。



ホールへの入り口である扉を銃を構えながら、おれは勢いよく開けた。




「ーーなんだ、これ………」



思っていたことが思わず漏れてしまう。


生臭いその部屋には驚きの光景が広がっていた。



荒れているはずの部屋にはテーブルやイスは綺麗に並べてあった。


しかもそのイスに死体がちゃんと座っている。



「心臓を1発で…痛みもなく死んでいったんでしょうね」



メルロが1つの死体を見てそう言った。


綺麗すぎる死体と整えられた会場、今からまた結婚式が開けそうだ。





「…アオメはどこ行ったの⁇」



クレナの発言で俺はここに来た目的を思い出した。


確かに、ここにアオメの姿は確認できない。










会場を見回しても、彼女の姿は見当たらない。





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