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殺し屋が執事になってみました。【R18】

第5章 この女、冷酷 冷淡 冷徹 にして最狂


それからというものの、クレナさんは一層私に抱きついたりしてくる頻度が高くなった。



キッチンへ向かってる途中の今だって、
背後から抱きついてきてるので歩きづらい。


「クレナさーん、重いし歩きづらいですよ」


「いーじゃん。アオメいい匂いするもん」



何を言っても離れてくれないクレナさんに私は困り、後の2人を見る。



「ステラさん、どうしたら…」


「いつものことだろ?慣れろ」


ステラさんはそう言って自分は涼しい顔して歩いている。


なぜかメロルさんは険しい顔をしていたが、理由はよく分からない。



「アオメの心臓ドクドク言ってる。
恥ずかしいの?照れてるの?」



耳元でそう言うから、なんだか背筋がゾクゾクした。



「どっちもですっ///」



抗議しようと後ろを向くと、微笑んでいるクレナさんの顔がすぐそばにあった。


「っっ〜〜///私、先行きますっ!!」



声にならない叫びを上げて、私はキッチンへ全力疾走した。






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