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殺し屋が執事になってみました。【R18】

第5章 この女、冷酷 冷淡 冷徹 にして最狂


すると金貨を3枚ほど渡してすぐに店を出る。



そんな感じでそれを何件か繰り返していると、私の家の近くになった。



「ここ曲がって少し歩けば家があります」



次は私が少し前を歩き、みんなを案内する。


路地裏はさらにヤバい奴らがたむろしていて、ジロジロと見てくる。



「おい、テメェら俺の陣地に足入れんじゃねーぞ」



たまにそんな感じで文句を言う奴もいるが、彼に目を合わせると舌打ちをして何処かへ行ってくれる。





「ーここが我が家です」



路地裏には似合わない、青々しい蔦に包まれたレンガ壁の我が家。




鍵を開けて中に入ると、代わり映えのない普通の家だ。


一通りの家具は揃っていて、なかなか暮らしやすいのでここは気に入っていた。



みんなをソファに座らせて、ティーバッグの紅茶を出す。



「荷物まとめてくるので待っててくださいね」



居間の左隣の部屋から女物の下着と眼帯だけをバッグに詰める。



それから居間に戻り、棚から幾つかの箱を取り出す。



この棚は私が持っている武器や薬がすべて入っているのだが、必要そうなのは持っていく。






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