第5章 この女、冷酷 冷淡 冷徹 にして最狂
計画会議を終えた私達は1度部屋に戻るために廊下を歩く。
このあとは屋敷に備わってる訓練場で体を動かす予定だ。
「皆殺しとか時間かかるし、面倒くさいけどなんでそれがいいと思ったの?」
そう聞いてきたのはクレナさんだ。
「特に理由はありませんよ?ただそれが今までのやり方だったってだけで」
「なかなかシビアな世界ですね?
それではまた後ほど」
私達は自室に戻ったあと、資料を部屋に置いてから訓練場へ移動した。
「燕尾服で動くの大変そうだな…」
「でも武器は隠しやすいぞ?」
そう言うステラさんの燕尾服には短刀やナイフ、銃まで収まっていた。
「まずはアオメの得意分野を探すか。
ちなみにメルロは遠距離、クレナは接近戦を得意としてる」
遠距離だと弓や銃で、接近戦なら剣とかだろう。
「じゃあ最初僕が相手ねっ!短剣で勝負だ!」
クレナさんか提案してきたのは、前のようなdead or alive のような試合ではなくて安心した。
相手の体を傷つけ、流血させたほうが勝ちだ。
「じゃあ、始めるぞ。5分な?
よーい、始めっ!!」