第4章 殺し屋が執事になってみました
「ステラさん…あの、当たってます///」
不意にそう言われたので彼女を見ると、こちらを上目遣いでこちらを見ている。
俺は衝動に駆られ、勢いよくアオメをベッドに押し倒した。
それからアオメと共に果ててしまった。
「ステラさん、今日はもう寝ていいですか?なんだか…疲れました」
シーツで身体を隠してまだ顔を火照らせながらアオメは聞いてきた。
危うく理性が吹っ飛びそうになったが、なんとか抑える。
アオメが女だと分かった今、なんとしてでもこいつを守らなければならない。
クレナはともかく紳士に見えて実は変態のメルロに女だとバレたら性欲処理に使われかねない。
あ、クレナ放置したまんまだった…
勝手にクローゼットを開け、中から俺らが寝間着として使っている服を取り出してアオメに渡す。
「もう一回風呂入ったらそれ着ろ。
俺の口からは何も言わないから、言うタイミングは任せる。
ただしずっと黙ってるのはやめろ、信用問題に関わるからな。
それじゃ、おやすみ」
俺はアオメが風呂へ向かったのを見届けて、自分の部屋へと戻った。