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殺し屋が執事になってみました。【R18】

第12章 復讐の始まり


「今日の任務は20人に行ってもらうよ!今から呼ばれた人はお休みの人だからすぐに出て行ってね〜」


そう言ってエドワードさんは何人かの名前を呼ぶ。
もちろん私やシルダさん達の名は呼ばれなかった。


「…よし、人数は合ってるね。

今回の任務の説明だけど、この街に最近殺し屋集団が現れたんだ。最初は小さかったんだけど、他のところとも同盟組み始めて大きくなりそうだから、一回ここで牽制しときたい。

んでやることは2つ!

殺し屋自体を減らしたい、もう1つは今日同盟を組むために会う約束をしているとある村を消し去ること!

情報によれば村には殺し屋のリーダーと他に1人来るみたいだから、そいつらの討伐と村を崩壊させるチーム。

敵のアジトに突っ込むチームに分かれてもらうよ」



そう言うといくらか周りがざわざわし始める。

シルダさんが「久しぶりの大きい任務だからな…全員活躍したくてたまらないはずさ」と教えてくれた。


「おい、静かにしろ。チーム言うぞ。村の方に向かうもの。シルダ、トーン、マット、トーネル、スグリ…………」


ズラズラと名が読み上げられるがほとんどの人がアジトに乗り込みたかったようで何人かはため息をついていた。


あと呼ばれてない人は……ん、あの人もあの人も呼ばれたし…あれ、これってもしかして…。


「アジトに乗り込む奴はラリー、お前だけだ」


そんなのあまりにも無謀じゃっ…と言おうとする。


「正気ですか?相手もプロなんですよね?いくらラリーが強くても死にに行くようなもんですよ!」


しかしシルダさんが先に言ってくれたので私は行く末を見守る。


「話を最後まで聞け。お前らの中では確かにラリーだけだが俺らがいる。俺とエドワードも行くんだ」


「…あ、そういう感じっすか。すみません」


そう言ったシルダさんが「紛らわしい言い方すんなよなっ」とボソッと言ったのを聞いて少しだけ笑いそうになる。


「ラリー、スーツに着替えて武器を持ってこい。すぐに行くぞ」



そういうと幹部と会長は食堂を出て行く。
するとすぐにみんな気の抜けたため息をついた。


「ふぃ〜、相変わらずピリピリしてんな。とりあえずラリー、行くぞ!」


そう言うとシルダさんは私の背中を押して早足で部屋まで行く。


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