第12章 復讐の始まり
アオメside
今日は任務が午後に大事なのがあるが、あまり難しそうではない
「シルダさん、確かプロの殺し屋殺すんでしたっけ?頑張ってくださいね」
「あぁ。できればお前連れてって楽したかったんだけどな…じゃ、行ってくるな」
後ろ向きでこちらに手を振りながら、彼は出ていった。
そして私は商会の情報を手に入れるために動く
始めにタナトさんの部屋で用を済ますが、昨日の今日で情報を聞き出すとさすがに怪しまれるのでやめておく。
「これ昨日のお土産です。好きかは分かりませんが…失礼します」
と、買ってきたものを渡すと彼はそれをすぐに冷蔵庫に入れていた。
買ってきたものを怪しんでる様子はないのである程度の信用はあるみたいだ。
誰から情報を聞き出すか、決め兼ねていると前の方から人がやってくる。
「お、ラリーかぁ?昨日はお疲れだったみてぇだな」
そう言ってきたのはシルダさんから聞いたが「お前のことお持ち帰りにしようとしてた」奴らしい。
「こんにちは、任務より後始末が疲れましたがね。今日はお休みですか?」
「まぁな、お前は確か午後に任務あるよな。二日連続任務とは流石だな」
確か名前はトーネルさんで、銃を使って味方を援護すらのが役目だと話していた気がする。
「いえ、まだここのことも分かっていなくてうまくたち振る舞えるか…」
あからさまに下を向いてため息をつくと、上から喜々とした声が聞こえた。
「なら俺が部屋で教えてやるよっ!ここじゃ言えない話もあるしな」
そう言うと私の有無も聞かずヒョイっと抱き上げて部屋にへと連れて行く。
「トーネルさん、足しびれちゃいますよ」
私は上にある顔を見上げてそう言うと、さらにお腹に回っている手がキツくなった。
現状を説明するならば、私は完璧に子供扱いだでベットに座る彼の膝の上に乗せられて、ゆさゆさ揺らされている。
「軽いから痺れないし、お前は抱っこしていたいんだ」
なんていって、二ヘェッと顔を緩ませている。
どうやら私は彼に新たな扉を開かせてしまったようだ。
「俺が落ち着かないんですよっ…まぁ、いいか」
うだうだしてても時間は過ぎてしまうので、この体制のままで色々と聞いてみる。