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殺し屋が執事になってみました。【R18】

第12章 復讐の始まり


そう言って、首の骨を折ってそいつを殺した。
顔を見ると目を開けたままだったから、閉じさせてやった。


しばらくこの人たちは寝てるだろうな…と、判断した私は店長の元に行く。


「お騒がせしました、処理が終わってからすぐに仲間を迎えに来ます。それまであの状態でお願いします。

お会計お願いします。あと店内の破損は防いだつもりですが、何かありましたらそのお金で」


今日もらった報酬のお金を袋ごと渡すと「多すぎる」と言われたが「お騒がせしてしまったお詫びです」と言い、男を抱いてあの薬屋に行った。


中には人がいるらしく、泣き声が聞こえた。

私は黙って家の戸の隣に亡骸を置き、帰りに配達屋にルータスへ向けた手紙とタナトさんに約束したのでお土産も買っておいた。


店に戻ると、全員まだ寝ていた。

今の事件は私の心の中にしまっておこう。


流石に全員担ぐのは無理なので、トーンさんだけをなんとか起こした。


「すみません、運ぶの手伝ってもらえますか?シグさんとシルダさん持ちますね」


睡眠薬で眠らされた挙句、すぐに起こされたらかなり具合が悪そうなので彼には1人をお願いした。


「大丈夫ですか?よく寝ていたのに起こしてすみません」


「いや、寝て悪かったな…。シルダとかはあまり酔わないのに寝るなんて珍しいな」


私の右腕に持たれてる彼は、口を開けて少しアホっぽい顔をしていた。


「疲れてるみたいですね…でも楽しかったです」


トーンさんもどのタイミングで寝たかは酔っていたせいで覚えてないみたいだ。


全員を運び終え、最後にシルダさんを部屋に運びベットに寝かせる。

この格好で飲み食いしたのに、このまま寝かせるとベッドが汚れると思い服を脱がせて部屋着と思うものに着替えさせる。

できるだけ下着を見ないようにしたが、ズボンを履かせるときは仕方がなかった。


ふぅ、やっと終わった…疲れたぁぁぁ



「おやすみなさい、シルダさん…って、うわぁぁぁぁ!」



布団をかけてそう言うと、急に腕が伸びた。

彼の手に抱かれた私は、まだ着替えてないのに強制的にベットに入れられた。


酔って寝ている癖に力が強くて、出れないこともないけど面倒臭いからそのまま寝てしまった。




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