第8章 忍び寄る恐怖と出会い
「お姉ちゃんから求めてくれるなんて嬉しいなぁ。もう何してもいいんだよね?」
そう言った彼は私から離れると、上の服を脱ぎ始めた。
スペルタール時代に見た時の彼も幼いながらに筋肉は付いていたが、今は更に付いている。でも変わらず色白だ。
「悔しいなぁ、お姉ちゃんの身体を見た人が4人もいるなんて…僕が1番愛しているのに」
そう言いながら、紐を解いてくれた彼は私に抱きついてきた。
「お姉ちゃん、ずっとずっと好きだった」
彼のヤンデレ気質も狂気的な愛も小さい頃から当たり前だと思い、受け止めていた。
「ありがとう、ミカ」
私がそう言って、自分から彼にキスしてみた。
「お姉ちゃんからなんて珍しいね…」
「たまにはいいでしょ?そういう気分なの」
「そうだね」と言ったミカは自分の中に6年分の溜めていた愛を性的行為で私にぶつけてきた。
「お姉ちゃん、イクっ…」
「私もっ…い、っしょに…」
私たちは共に快楽の海へと溺れていった。