第8章 忍び寄る恐怖と出会い
私がイッたのを見て彼の舌は止まった。
全身で呼吸して、なんとか息を整える。
「お姉ちゃんが嘘つくのが悪いんだよ?
嘘つくときに目を合わせない癖、直ってないんだね?」
また微笑みながら私に優しいキスをしてくる。
「で、本当は何人なの?」
「ほ、本当は仕事で3人、別で1人…」
「別って?お姉ちゃん、彼氏いるの?
それとも襲われたの?」
私は黙っていたが、どうやら彼は悟ったらしい。
「強いお姉ちゃんをよく襲えたね〜。
ま、襲うまでが大変だけど胸を揉んだら後は思い通りか。
僕が敏感にしてあげたもんね〜」
そう言いながらまた私の胸の頂きを弄り始めた。
「ここ、強く、押されるように、されるの、好きだよ、ね?」
話しながらしてくるので、彼の息が私に声を上げさせる。
「んっ、ミカァ…はぁ、あんっ…」
いつの間にか私は甘えるかのように大きくなった彼の背中に腕を回していた。