第8章 忍び寄る恐怖と出会い
アイコンタクトをとりつつ、中にへと進む。
前の任務とは違い、ここに住んでるのは立ったの3人だけ。
用心すべきは執事、ただ1人。
「ソーリー。私は、えっとネクストカントリー………」
玄関の近くを通る時、アリスさんの声が聞こえた。
いつもとあんまり変わらない気が…
なんて思いながらもついに長い廊下までたどり着いた。
ここの突き当たりを右に曲がったところにカトリスさんの部屋はある。
先にコルトさんが歩き、私は彼に背を向けながら銃を構えながら歩いた。
やっとの事で部屋にたどり着いた時の安堵感といったらない。
可愛らしいピンク色に包まれた部屋のベッドに座っているカトリスさんは荷物をまとめていた。
「あなた達が手紙を…?本当に母と暮らせるんですか?」
「はい、あなたのお母様から受け取りましたよ」
そう言いながらコルトさんは手紙と思われるものを彼女に渡していた。
「…確かに母からです。あなた達を信用してついていきます」
綺麗な金髪がかすかに揺れて、怯えてるようだがちゃんと決意したようだ。
「それでは失礼しますね」
私は一声かけて彼女をお姫様抱っこした。
少し気恥ずかしいがこれが1番歩きやすいし、作業しやすいのだ。