第7章 ステラさんの過去
「おはようございます〜!」
「お?おはよう、アオメ。1人か?」
私は3人が昨夜のお酒のせいでまだ寝てることを説明すると、朝ご飯の他に何かを作り始めた。
先に朝ごはんを食べていると、3つのコップに何かを注いで持ってきた。
「はちみつ湯、二日酔いに効くから持ってってやれ。明日から仕事だろ?1人でやったら疲れるぞ」
そう言いながら手をひらひらさせてまた厨房の方に消えていく。
優しいな…じゃなくて、私も仕事しなきゃ!
働いてる彼らの後ろ姿に見惚れている場合ではないことに気づき、急いで朝ごはんを詰め込んだ。
ーーー
「あれ、まだ寝てるし…そんなにアルコール強いお酒だっけか」
部屋に戻るとまだ3人は寝ていた。
再度、体を揺らすが全然起きてくれない。
「はちみつ湯…冷めちゃうかも」
まぁ、温めることも出来るしいつまでもここでモタモタもしてられない。
二日酔いに効くそうです、という置手紙を残して私は部屋を出た。