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赤葦くんの秘密【HQ】⚠︎r18

第3章 仮面の裏◻︎





「息抜きに遊びます?俺の行きつけに新しい嬢入ったんすよ!若くて童顔で!!」

「スガワラさんは童顔なら誰でも可愛いて言うよね」

「そ、そんなことないっすよ!?京治さんも行ってみたらどうです?」

「えー…俺、明日も学校あるしなあ」


スマホを見たらもう10時だった。

あも1時間で開店の時間になるな…
制服だしさすがに長居したら面倒くさそうだから帰るか。


「今日はもう帰るよ」

「えっ、もうすか?まだ開店前っすよ?」

「いやいいよ、おつりは要らないから」


カウンターに万札を1枚だしてコートを着る。


「いつでも来てくださいよ?俺寂しいっすから!」

「うん。また行くよ。ご馳走様」

「あ、ついでにさっき言った店に行ってみてくださいね〜!!」

「気が向いたらね」


そう言い残して店から出る。

外は肌寒くて、いくら東京でも冬の夜はコート無しじゃ出歩けない。

路地裏を出たら着飾った香水臭い女や欲求不満丸出しの男、泥酔して店の前で寝ている奴。
学校から直行でバーに行ったもんだから制服姿の俺は浮いている。

早く帰ろ

そう思ってはいるんだけれどすれ違う女、寄り添ってくる女を見ていると本能が勝ってしまいそうだ。

まだ10時…ひと遊びしてから帰ろうか…

あ、スガワラさんの言ってた店に行こうかな。
スガワラさんの好みって案外俺もストライクゾーンに入ってるしなあ

繁華街から出ようとした体の向きを変える


「ねぇ、おにぃさん〜ゎたしとぁそばなぃ〜?外、寒ぃから一緒にぁたたまろ?」



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