• テキストサイズ

赤葦くんの秘密【HQ】⚠︎r18

第3章 仮面の裏◻︎






「俺、はやく京治さんの女見たいっすよ〜」

「今まで何人も見てきただろ」

「お別れ目的で来るの迷惑なんすよ?!」


スガワラさんが今言った通り、俺は女と体のみの関係ができたらヤることはヤってすぐに手放す。
手放すときはここのバーに来て一緒に飲む。
サヨナラのカクテルとね

俺に寄り添ってくる女はみんな体目当て、顔目当てと言ってもいい
だからこっちだってオモチャのように俺のシナリオ通りにする。

その度にドロドロと心が汚れていく


「どうせ俺の人生はこんなもんなんだよ」


自分で言ったものの、現役高校生がこんな渋いこと言うか…


「人生なんてそんなもんすよ!俺だって色々ありすぎてパンクしたまま生きてますよ!!」

「俺は……」


言葉が濁る。これは口にしていい言葉なのか、いやダメなんだろう
自分で分かっていて考えてしまう。

中途半端な人間になったもんだ


/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp