第10章 ベルトルト (夢幻様リク)
男A「シャロンちゃん!いつものセット2つね~」
シャロン「いつもありがとうございます!すぐにお持ちいたしますね」
少女の名はシャロン
ここトロスト区の一角にある御洒落なカフェで働いている看板娘だ
シャロン「ラズベリーセットのお客様、お待たせしましたー!」
店員は少なく、店長であるシャロンの父と料理人の母、そして娘のシャロンしかいないがとても人気な店だ
理由は簡単、美しい少女を目当てに男がどんどんくるからだ
もちろん料理も絶品で、女性も病みつきになるとか
そんな少女の楽しみは月に1度の訓練兵の休日である
シャロン「母さん!ちょっと出てきてもいい?」
母「全く…そんなにベルトルト君に早く会いたいのかい?」
シャロン「なっ!?ち、違うもん!お店に皆呼んでくるだけだもん!!」
母「はいはい、気を付けて行っておいで」
シャロン「ありがと!行ってきまーす!!」
御洒落な扉を思い切り開け、人の少し多い大通りを思い切り走り抜ける
密かに想いを寄せている彼、ベルトルトに会えると思うといつも以上に足が速く走れた
すると見覚えのある兵士服の集団が見えてきた
シャロン「エレ~ン!皆~!!」