第7章 エレン 翼
団長の予想通り知性を持った女型の巨人がエレンのいる方向向かって走っている
巨大樹の森に到達した…立体機動の出番だ
シャロン「今までありがとね、ルーン」
そう言って愛馬のルーンから木へと飛び移る
ルーンが他の調査兵の元へ向かったのを確認しつつガスを思い切りふかして女型の元へ向かう
ペトラさんと目が合う
オルオさんとも、グンタさん、エルドさん……エレンとも
エレン「なんでシャロンさんを後衛に移動させたんですか!!?」
聞こえてるよ、エレン
目の前で仲間が潰された
許せない
こいつを…
シャロン「うわあぁぁぁああああ!!!!」
兵長直伝の斬り方で硬化を防ぐ
作戦とは違うが…とりあえず足の力を全て削いでやる
団長も文句は言うまい
女型の健を一瞬にしてそぎ落とす
…はずだった
シャロン「飛んだ…?」
空高く飛び上がった
体勢を立て直さなければ
…遅かった
グシャッという自分が潰される音と、エレンの涙が見えた気がした
「シャロンさん……また守れませんでした」
「シャロンさん……ウォールマリア、奪還したんですよ?」
「シャロンさん……貴方は今、彼といるんですか?
俺は貴方の事が………大好きでした」