第1章 俺だって初めてだし。【孤爪研磨】
ー小町sideー
研磨の手が震えたから途中でやめてもらい、私は研磨に問いかけた。
小町「怖い?」
研磨「怖くない……」
震え声で答えた。
怖いくせに。
強がるんだから。
小町「どうして強がるの?」
研磨「強がってなんか……!」
小町「ほんとのこと言って。」
私が言うと研磨は黙った。
研磨「………カッコ悪いし……
それに……心配かけたくないし…
今までずっとずっと小町に心配かけてて……今日こそはって思ったら、やっぱ怖かった。」
研磨は泣き目になり、うつむいた。
小町「そんなこと思ってたの……?」
研磨「うんっ…」
心配かけてた?それはこっちのセリフ。
今までたくさん研磨に心配かけた。
クロにもたくさん心配かけたけど…
やっぱり一番身近にいて、私を見ていてくれている研磨にはたくさんかけちゃったんだ。
そう思うと、泣いてる研磨を見て心が重くなった。
ギュウッ
研磨「っ…小町…?」
小町「研磨…」
研磨「なに?」
小町「私も研磨にたくさん心配かけた。
研磨だけじゃないし…それに、私が研磨にたくさん心配かけたのはやっぱり研磨が一番身近にいて見ていてくれたからだよ。私、いつもちゃんと私のこと見てくれる研磨が大好きだよ。」
研磨「……!!」
研磨は一瞬フリーズすると、私から体を離した。
研磨「小町…もう俺怖くない。」
そして、まっすぐ私を見つめ言った。
研磨「俺の物になってください。」
小町「……!
はいっ!」
私は泣きながらもぐしゃぐしゃの顔を精一杯の笑顔に変えた。
────
ー研磨sideー
小町「んっんっ…研磨っ……」
クチャクチャ
俺は指を小町の中でバラバラに動かした。
研磨「ここは?」
奥の部分を弄ると小町は気持ちよさそうに体を動かし反応している。
小町「ああんっ!」
もうすぐ絶頂に達する寸前だった。
小町「研磨のがっ……はぁっ…欲しいっ……」
吐息の混じる声で言われる。
研磨「………いいの?」
小町「うんっ……あっ……入れてぇ」
目を潤ませて俺に言った。
流石に俺も耐えきれなくて素早くベルトを外しズボンの中から俺自身を出した。
そして、小町の中にそれを挿れた。