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俺らのマネは地味子さん。

第7章 FOUR





ー村上sideー


「「乾杯ーーっ」」

みんなの予定が合ったのはそれから5日後やった。
メンバー全員揃ったが山田と白元はまだ来てない。

5日も過ぎればみんな落ち着いて、すばるも元気を取り戻してた。
今回はそんな長引かんくて逆に驚きやった。

もしや、カラ元気か?と思っていたが、亮に絡むすばるを見て安心したんや。



「なー、地味子くれーっ。
戻せーっ、返せーっ」

「すばるくんもう酔ってんの?!
てか、俺も好き好んで一緒おると違ゃうで!」

「だってな!ヒナの目薬めっちゃ怖いねん!
手がこう、ビクビクってなってんねんぞ!」

いや、そこで俺を引き合いに出さんでくれよ。
点せんすばるが悪いねん!

ガヤガヤ騒いでる中、ノック音が聞こえた。
入って来たのは山田と白元。

「遅くなりました」

「おーっ!山田と・・えっ?白元さん?」

呼んだ事は俺とヨコと山田しか知らん。

驚くメンバー。
さっきまで話題にしていた人物が現れたのだから無理もない。

なにより、戸惑う白元。
山田の事だろう、何も言わず連れて来たんやろーな。


「山田さん私
「まぁまぁ、座って座って」

山田に促され渋々座る白元。
酒を注文して、ひと時を過ごした山田は亮を見て突然宣言した。

「錦戸さん、申し訳ありませんが白元さんの履歴書は見つかりませんでした」

「おい!お前っ!!」

焦り、口に含んでいた酒を吹き出す亮。
本人を目の前にして暴露するとは思わんかったで。


「白元さんもそれは知ってます。
で、正直もう面倒なのでこの場で聞きたい事は聞いて下さい」

肝が座った山田程、恐いものはない。
酒が入り、面倒だとか普段言わんセリフまで言っている。

あかん、面白過ぎや。

白元を伺う様に見る亮。
気不味いんやろーと思い、助け舟を出す。





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