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俺らのマネは地味子さん。

第7章 FOUR





「じゃ、白元は何歳なん?」

「ヒナ、女に年齢聞くなや」

「てか、信ちゃんいつから白元さんの事呼び捨てなん?!」

そんなのこの前からや。
近付いてこんなら、こっちから近付くまでや。

「大丈夫です。
今26歳で、錦戸さんと安田さんと同い年です」

「えっ?マジ!!」

「じゃ、彼氏はおるん?!」

「すばるは黙ってろ!
質問が急過ぎや!!」

「彼氏はいません」

俺の質問を皮切りにどんどん質問していくみんな。


「なー、ここに来るまで何の仕事してたん?!」

「・・秘書です」

「「秘書!?」」
「えっ?えっ?えーーっ?!!!」

驚いたメンバー。
それ以上に山田のリアクションがでかすぎや。

「山田、何そんなに驚いてんねん」

「いや、あの、その・・」

慌てふためき、白元を見る山田。

「山田さん」

「はいっ!!」

「何や?何や?」

「何もないすっ!何もないです、思いもしなかっただけですから!」

明らかにおかしい山田。
問い詰めたいが話はどんどん変わっていった。

それから趣味や特技、好きな音楽、映画。
どんな質問も白元は全て答えてくれた。

酒も入り、白元の敬語が崩れてきた頃。
すばるが聞きたいと思っても口に出せんやった質問をしたんや。

「なぁ、俺らの中で誰が1番好み?」

「えっ?」

自然とジーッとみんなの視線が白元へ向かう。








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