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俺らのマネは地味子さん。

第6章 THREE





ー某所、飲食屋個室ー

1人で待っていた亮。
とりあえず、酒と食事を頼み舌鼓を打つ。

だいぶ、ピッチが早い。
言いにくい話だろうと察しが付いた。

だが、俺から話を振る優しいマネはしねぇ。
亮が自分から踏み出すべきや。


「・・村上くん」

「何や?」

「・・・・NEWS辞めたいねん」

「えっ?」

「1年いろいろ考えたん。
でも、このままじゃあかんと思って・・
何より俺は、関ジャニが好きやねん」

亮の気持ちもわからんでもない。
期間限定だったNEWS。

最初は良かった。
だが、だんだん関ジャニの名が売れる始めると亮の負担はその分増す。

そして、どっちかのグループに皺寄せがくるねん。


悩んだんやろーな。
そして、決めたんだろう。
関ジャニを取るって・・


「俺は関ジャニ、1本でやりたい」

「誰かに言ったんか?」

首を横に振る亮。

「お前の気持ちはわかった。
俺も亮の気持ち賛成する」

パッと表情が明るくなる亮。

「でもな、順番間違ったらあかんで」


わかるよな。
グループが違えど同じジャニーズだ。

俺は、亮が仕事しやすい環境が大事や。


俺の言葉に亮は静かに頷いた。







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