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俺らのマネは地味子さん。

第5章 TWO






ー錦戸sideー


まさか、帰りまで同じ車だとは思わなかった。
最初の反発以来、何事も無く過ごしてたが認めたわけちゃう。

夜遊びを辞めたわけやない。
バレない様に上手くやってる。

言いなりぽいがメンバーには迷惑掛けなくなかった。


携帯を取り出し、早速電話をかけている女。
こんな時間に誰や?
彼氏でもいるんか?


「もしもし白元です。
お電話頂いた様でーーはい、明けましておめでとうございます。
はい、今年もよろしくお願いいたします」

微かに聞こえる男の声。
話し方的に彼氏じゃねぇな。
仕事関係か?

「えっ?これからですか?
ーー申し訳ございません、今東京を離れていまして。
はいーーええ、コンサートでーーー」

明らかに酔っ払った声が聞こえる。
業界人か・・・

電話を切った白元は、再び電話を掛け同じ様な内容を繰り返す。

そんな誘われるのか?
毎回の様に断りのセリフを口にしてる。

こんな女が?
地味の根本やで。


「あっ!
ーーーもしもし、白元あずみです。
明けましておめでとうございます。
はいーー!はい、ええ。
えっ?よくご存知でーーいえ、まだ確定じゃーーー
本当ですか?はい、はいーーいえ、よろしくお願いします」

パッと顔が明るくなる白元。
何の話や?

隣におると嫌でも気になる。







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