• テキストサイズ

俺らのマネは地味子さん。

第5章 TWO






ー大倉sideー



食う事寝る事大好き。
それにここは、大好きな食うもんが山程ある。

とりあえず最初はたこ焼き。
次は、焼き鳥でもええなー。

っと、ジーッと感じる視線。
誰や?!バレた?!


「・・白元さん?」

「えっ?あっ、何でしょうか?」

いやいや、それ俺のセリフ。
ジーッと見ていた視線を辿ると・・あっ!なるほど!!

「食べるか?」

たこ焼きを差し出す。
そーいや、荷物無いんやったな。
っう事はお金無いねんなー。

「あっ!いえ・・・」

いやいや、それ遠慮してるつもりか?
どー見ても食べたいんやろ?

食べ物大好きな俺を騙す事なんて出来へんで。

「まだ食べてないから大丈夫」

女の子やもんな。
男の食べかけには抵抗あるやろ〜

それでも渋る白元さんの口にたこ焼きを押し込んだ。
すばるくんじゃないけど、グダグダ優柔不断は嫌いや。

おおっ!
モグモグと咀嚼するたびに表情が明るくなっていく。

「美味いか?」

「うん、美味しいです」

うわっ!
めっちゃ笑顔やん!

このギャップ!
あかん!

女の子のギャップは嫌いやのに、何やろ・・
まだ、見て見たい。


「今度何食う?
焼き鳥?お好み焼き?あっ、イカ焼きもあるで」

次、何を与えたら喜ぶんやろ。
俺は夢中になって、いろんな食べ物を勧めていった。







/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp