• テキストサイズ

俺らのマネは地味子さん。

第4章 ONE






ー丸山sideー



信ちゃんの言う通りやと思う。
言う通りだけど、何かな・・・

楽屋の空気は最悪や。
こーゆうのは苦手やで。


「・・・ねぇ、山ちゃん」

俺は、マネージャーの1人山田に話しかけた。
まだ、マネージャー歴1年だがドライビングテクニックは最高。

俺ともよく、じゃれ合う仲や。

話しかけるまで俺らの様子をオロオロと見てた山田。
俺の言葉に肩がピクッと跳ねた。

あぁ、空気に飲まれちゃってんな。


「さっきの・・・白元さん?だっけ。
前はどこのグループのマネージャーしてたん?」

「えっ?!えっ?!」

明らかに挙動不審な山田。
目が虚どってる。

そんな様子に他のメンバーの視線が集まってきた。

「えっ、知らない?」

「いや・・あの、その〜」

「早よー、言わんかい!!」

言葉を濁す山田にしぶやんが声を上げる。

「芸能人のマネージャーは初めてだと言ってました!」

「「・・初めてぇっ!!!?」」

まるで打ち合わせしたかの様にピッタリと重なるメンバーの声。
流石、関ジャニやん。

っうか、まさか初めてって・・
あの態度で?

どんだけの自信家や?!
マルちゃんもビックリやで!

そう思ったんは俺だけやないみたいで、メンバーみんな口々に驚きを表してた。


「研修終わって初めて付いたのが俺らっう事?」

「・・えっと、本人曰く入社したのは昨日だと・・・」

「「昨日?!」」

これまた、驚きや。

あかん、あかん・・
すばやんの顔がめっちゃ怖い。





/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp