第3章 オレなりのドリームノベル〜カラ松〜
食事を済ませ、行きつけのバーでマスターが勧めてきたウイスキーを愉しむ……………オレ。
「んんーーーッ、フゥーーッ」
ウイスキーの香りを鼻腔で味わっていると、カウンターに肘をつき、主は艶やかな微笑を向けてきた。
「なんだか夢みたい。とっても幸せです…」
「なるほど。覚めない夢…か。悪くない」
「カラ松…私、酔っちゃった…」
「フッ、オレもさ。オレもすっかり酔ってしまった。主………君の瞳に」
カラ松アイズで2つの膨らみの更にその奥深く…心の中を見透かせば、主のハートはオレを求めてバイブレーションを高めている。
そうさ。運命の出会いには時間なんて必要ない。もうオレと主の赤い糸は、固く強く結ばれている。
あと1つ、結ばれていないもの——それは。
「そろそろ出よう。ハニー」
「うん、ダーリン」
キミのシークレットビューティコンセンツと、オレのハイグレードマグナムプラグさ…。