第2章 脳内遊戯〜一松〜
「…っ!」
ふわりといい匂いがしたかと思ったら、突然まぶたの裏に光を感じた。
ゆっくり目を開け、数回瞬きして明るさに慣らし、視界に飛び込んで来たのは、胸をはだけさせ妖艶に微笑む猫耳メイド主様。
主はアイマスクをポイと床に投げると、ソファーに腰を下ろした。
おれを見つめながら、脚を上げて足指を手招きするようにくにゃりと曲げている。なにその演出。どこのクソエロ招き猫だよ。
興奮して剥き出しのおっぱいにしゃぶりつこうとしたら、身を屈めながら避けられギュッとチンコを握られた。なにその体術。どこの精鋭部隊だよ。
「は・や・く」
「は…いぃ!」
跪き、そのおみ足を両手でそっと持ち上げ、親指にキスを落とす。
白ニーハイの上から指の一本一本を舌でそっとなぞる。
汗で湿った足先は、おれにとっては猫にマタタビ状態。我を忘れて主の味を堪能する。
「おいしい…主」
「んふふ、へんたーい」
そうです、ぼくは変態です。
罵られて愛を感じるマゾの星に生まれたクズです。
しばらくご奉仕していると、頭を優しくわしゃわしゃされた。
「もういーよ。ごほーびあげる」
主はおれを優しく床に押し倒す。
おれの上に馬乗りになるとフリフリなスカートをたくし上げ、黒いTバックをずらし、誘うように脚を開いた。
広がったスカートはまるで花のよう。
甘い色香に誘われるおれというゴミ虫。
太腿のその奥は艶やかな蜜で既にぐしょぐしょになっていた。