第11章 リクエスト作品 ハニーに首ったけ〜カラ松〜
一夜明けて平日の昼下がり——
オレ達はいつも通り兄弟6人で暇を持て余していた。
色褪せた日常は、昨夜の濃密な時間が夢だったんじゃないかという錯覚を引き起こす。
(しかし、激しくしてしまったが本当に夢のようだったな…)
ブラザー達を尻目に、オレは窓にもたれながらハニーとの熱い夜を反芻していた。
会話、仕草、感触、全てを忘れたくなかったんだ。
「俺さぁ、前から思ってたんだよぉ」
と、おそ松の声が、騎乗位で3回目にイッた時のエロすぎるハニーの喘ぎ声を掻き消した。
「何をだ?」
おそ松のことだ。またろくでもないことを言うに決まってるが、とりあえず反応してやる。
「なんで主ちゃんはお前と付き合ってんだろーって。ぶっちゃけいいとこなくない?」
ホントにろくでもなかった。