第3章 第1話は諦めと共に。
……ついに、1話の最初まで来ちゃった…………
私は英語の授業をボーッとうけながら悩んでいた。
未だ帰る手掛かりは見当たらない。
なのに……
「……そこで問題です木村君。この4本の触手のうちの仲間外れは?」
「…青い触手?」
「正解!! 青の例文のwhoだけが関係詞です」
先生の顔に丸のマークが浮かぶ。
……あぁ、この会話も見覚えがある…
前の方では茅野ちゃんと渚君が会話をしている。
きっとマンガのあのシーンだ…三日月について話している、あの場面……
……どうしよう。
私はこの世界を変えちゃいけない、早く帰らなきゃならないのに……!
もう暗殺教室の話自体に関わる所まで来ちゃったよ!!