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【トリップ】全てを知っている私が!【暗殺教室】

第25章 期末テストは個人戦!?



……いつものように、目の前に問題……基『問』スターが見える。

一時間目の英語は、始まった瞬間から波乱だった。
…渚君の言う通りだ。中間よりも速いし、強い!!

公立にいた私はこの間まで想像出来なかった、高校の範囲。どうやら中高一貫ではどんどん速く進めて高校の範囲に及ぶ事も珍しくはないらしい。

頭の中でたくさんの数字、文字、単語が回る。
英語数学理科はとくに速い、けど……

皆の声も頭に回る。

『ここはXをこっちにした方がわかり易いよ。一回やってみる? 分配でもいけるけど時間かかるからな』
『この英単語は日本語風に言うと覚えられるはずだよ〜。一緒にやろう!』
『この実験は難しいように見えて今までの実験複合なんです! 結果を間違えなければ第5問題、満点回答確実です!』


……うん、大丈夫。
私はテストの四角マスを見つめた。……これ全部、埋めてやる!




たくさんの教科が襲ってくる。
避けて、倒して、仲間にして、体力が回復したところでさっき避けたものにまた戻る。
一瞬で過ぎるものもあれば、体力を何度も回復しないといけないところもあって、頭はフル回転。

そして国語。当たり前のように古典が出てくる。
……大丈夫、大丈夫。短めの呼吸を長くして、私は問題を見た。

『ああ、この古典は難しいですよねえ。ですが訳して読んでみると昔の人々のキュンキュンが伝わってくるんですよ! 英語の『ライ麦畑でつかまえて』と共に薦めたい本です。読んでおけば青春を感じる事間違いなし! 訳し方を覚えれば他の古典にも使えます、やりましょう!』

……うん、殺せんせー!







闘技場での戦い……テストは2日間に渡って行われた。


暗殺の結果も、A組と賭けた結果も、マルの数で!!


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