第2章 転校してきました!
「茅野」
「渚! どうしたの?」
「杉野も話に入れて欲しいってさ」
と渚君が杉野君を連れてくる。
……渚君! 暗殺教室の主人公で、自分でも分かってないけど…暗殺の才能がある、女子っぽい男子。
「あ〜黒髪女子気になっちゃう? 気になっちゃう? 神崎さんをおいといて」
「ちっげーーーーーよ! ただ面白そうじゃん! 転校生だぞ!? こう…ミステリアスの塊っていうか」
「ミステリアスの塊ってなにそのワード……」
苦笑いをしつつ話す渚君。
「初めまして、杉野君、渚君。宜しくね」
「東尾さん、だよね。宜しく!」
「俺杉野友人! 宜しくな!」
ニコニコ笑う2人。
……この2人が生で動く姿を見ることが出来るなんて!!!
普通トリップした人とかだと
「私可愛くなってる…! えっすご!」
って結構順応に馴染んでキャラクターの人たちとも普通に話したりしてるけど…私にはムリだ!
こんな可愛い&素敵な人たちを見て普通に接しろとかいうのが無理だ!
「何なに、杉野くんは神崎さんの事が好きなのー?」
「!? 東尾さんわりとグイグイくるね!?」
「だって気になるし、さ!」
ニヤリと笑う。
本人からきけるチャンスなんて、早々ないからね!
「えーー!? ……絶対言わん!」
「え?! ケチ!」
せっかく聞けると思ったのに!!!
「東尾さん、杉野の事見てればわかると思うよ」
「渚お前〜〜!!」
マンガとかアニメだと見れなかった、日常。