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【トリップ】全てを知っている私が!【暗殺教室】

第10章 巨乳は味方か敵か



ビッチ先生は軽く手を合わせながらこちらを伺うように言った。


「……そ、それなら文句は無いでしょ?」


…あと、悪かったわよいろいろ。と、謝った。



皆は呆然としていたが、目を合わせると、一斉に笑った。

明らかにビビるビッチ先生。


「何ビクビクしてんだよ。さっきまで殺すとか言ってたくせに」

ビッチ先生は恥ずかしそうに押し黙る。



「なんか普通に先生になっちゃったな」
「もうビッチねえさんなんて呼べないね」
「……!! あんた達…わかってくれたのね」

ビッチ先生は瞳にぶわっと涙を浮かべ、手を口に当てた。

「考えてみりゃ先生に向かって失礼な呼び方だったよね」
「うん、呼び方変えないとね」


じーんとしている様子のビッチ先生に突き刺さる一言。






「じゃ、ビッチ先生で」



途端に焦り顔になるビッチ先生。


「えっ…と、ねぇキミ達。せっかくだからビッチから離れてみない? ホラ、気安くファーストネームで呼んでくれて構わないのよ」


「でもなぁ。もうすっかりビッチで固定されちゃったし」
「うん、イリーナ先生よりビッチ先生の方がしっくりくるよ」

皆は話し合った結果爽やかな笑顔を向けて、

「そんなわけでよろしくビッチ先生!!」
「授業始めようぜビッチ先生!!」

ビッチコールが教室に響き渡る。




「キーッ!! やっぱりキライよあんた達!!」


また喧騒が戻ってきた。


ビッチ先生が最初にやらかした事がもう昔のことみたいに、皆は笑い合う。


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