第10章 巨乳は味方か敵か
最初は抵抗していた渚君だったが、hitを重ねてどんどん力が抜けていき、半気絶状態に。
「後で教員室にいらっしゃい。あんたが調べた奴の情報、聞いてみたいわ」
ビッチ先生は倒れた渚君を抱えたまま微笑んだ。
「ま…強制的に話させる方法なんていくらでもあるけどね」
そしてこちらを振り向く。
「その他にも!! 有力な情報持ってる子は話しに来なさい! 良い事してあげるわよ。女子にはオトコだって貸してあげるし」
私はビッチ先生の背後から近付いてくる男三人衆に目を向けた。
「技術も人脈も全て有るのがプロの仕事よ。ガキは外野でおとなしく拝んでなさい」
私達を下に見る発言。それでも何も言えない。だって……事実だ。それでも周りの子はもう相当イライラしているようだ。三人衆のうちの1人から銃を受け取り、ビッチ先生はこう言った。
「あと、少しでも私の暗殺の邪魔をしたら、殺すわよ」
それはズッシリと重みがある言葉。私達が普段使う『殺す』でも、私達の本気の『殺す』でもない、プロの言葉。
「今朝は臭い芝居させて悪かったわね。早速だけど仕事の準備に入るわよ」
私達の事などもう見えていないように仕事の準備を始める。