第1章 But even so …【天童覚】

私だけショーツ以外は何も身に纏っていない。

なのに覚はシャツは着てるしパンツをちょっと下げてるだけなのにそれに対照的な私の格好……



｢ねぇ、覚も脱いでよ｣

｢んー？脱がせてくれるのカナ？｣


なんて笑いながら覚はシャツのボタンを外していく。

その余裕ある感じが何かちょっとムカつく。


｢名前、俺の舐めてて感じちゃったの？」

｢や、違……｣


私のソコは自分でも分かるくらい濡れていた。

覚はまだそこはお預けネ♡、とでも言いたげな顔で私の胸を揉む。


｢あっ……ン｣

｢気持ちい？…まぁ、その反応見てればわかるケド」


天童は知ってか知らずか彼女の触れて欲しい所には触れず、乳首の周りをくるくると弄る。



ちゅっ……

過去の跡をなぞる様に新しいキスマークを沢山つける。



胸元にも、うなじにも……



天童が名字にあげたネックレスがなんだか艶かしく見えてきて、それがまた彼を煽る。



｢さと、りッ……も触ってぇ｣

｢ん？聞こえないヨ｣



｢ち、くびも……｣




快感を待ちわびた彼女には十分過ぎるくらいしつこく乳首を弄る。


｢ん、やぁッ……｣