第1章 Two
「はい、大野さん、二宮さんオッケーです!
面白いの撮れました。お疲れさまです」
ニノとの撮影はすぐに終わった。
「お疲れさま」
「お疲れ!良かったよ。大宮!」
相葉ちゃんと松潤がビシッと決めた服装と髪型で立っていた。
「お次はお二人さん?」
「そう」
「シチュエーションは?」
「ファッションモデルだって」
「まぁ、相葉さんも黙ってればかっこいいですからねぇ」
「どういう意味だよ?」
「そのまんまの意味ですけど?」
「ムキーっ!なんだとぉ」
こんな風に相葉ちゃんをからかうのはニノの特権で、相葉ちゃんもニノが本気じゃ無いことは分かってる。
見ていて微笑ましい関係だけど、今は撮影しないとね。
「まぁまぁ相葉ちゃん、折角かっこいいんだから、落ち着いて」
「大ちゃん、俺かっこいい?」
「スッゴいかっこいい」
「ありがとー!大ちゃん!俺頑張る‼」
にっこにこの笑顔で撮影に向かった。
「次、二宮さんまた入りますので、衣装替えお願いします」
ニノがスタッフさんに指示を出された。
「俺はいいの?」
そのスタッフさんに確認する。
「大野さんは最後なんで、二宮さん先で。
後から声掛けますね」
「分かりました」
そのまま、相葉ちゃんと松潤の撮影を見てた。