第16章 リフレイン
智くんがボトルの蓋を開け、オイルを手のひらに少し垂らした。
「翔ちゃん、寝てくれる?」
「え…あ、うん…」
そのオイルをどうするつもり?言われるがままベッドに横になると、智くんが俺の片足を持ち、膝を曲げ押し広げられた。
智くんの前に曝される秘部。さっきは指で触られただけだけど、今はしっかりと視界に捉えられてる。
「あ、ちょっと…」
脚を閉じようとしたけど、智くんの体が邪魔して閉じられなかった。
「大丈夫だよ?これで入るから」
「え?」
智くんがオリーブオイルがついた指でその場所に触れたかと思ったら、少しだけ指先がナカに入った。
「あっ!」
吃驚して声をあげると智くんが、心配そうに俺を見る。
「痛い?」
「ううん、痛くはない。ちょっとビックリしただけ」
「そっか…良かった。さっきは全然入らなかったからさ、無理すると翔ちゃん傷付けちゃうと思って」
なるほどね、それでオリーブオイルか。でも聞いてきたって、誰に聞いたんだこんなこと…ふと、疑問に思ったんだけど、そんなことを考えていられるのは一瞬だけだった。
「あっ…」
智くんの指が俺のナカをゆっくりと動き始めた。
なんだろ…変な感じはするのに、智くんの繊細な指がナカにあると思うだけで、変に興奮する。
「んっ…ふっ…ぅんっ…」
動く度に小さな声が漏れる。
「翔ちゃん…堪んない…」
智くんの声がいつもの優しい声と違う…色気のある男の声。
覆い被さってきた智くんが、唇に食いつくようなキスをしてきた。