第15章 Waiting for you
智くんにベッドまで連れてこられた。
智くんから与えられる快感に抗えなくて全身から力が抜けきってしまっている俺。
「あ、んっ…気持ちいいよぉ…智くんっ…」
「痛くないの?」
俺のナカにいる智くんがゆっくりと抽挿を繰り返す。
「う、ん…痛くな、い…」
「凄い。翔くん身体は硬いのにナカは柔らかいんだ…」
「え、どういうこと?」
「こう言うこと」
智くんはニヤッと笑うと俺の腰をガシッと掴み、さっきまでの優しい動きが嘘のようにガンガンと突き上げてきた。
「あっ、あっ!さとっ!やぁっ!あ、あ、んっ…」
「痛い?」
「ん~ん…あ、んっ…あっ…」
痛いどころかさっきよりも気持ちいい…
「あっ、そこっ…もっと、してぇっ…」
「オッケー」
智くんは一度俺のナカから出ると俺の身体を反転させ腰を持ち上げた。
「え、あ、やっ…」
「もっと気持ちよくなりたいんだろ?」
智くんの中心が俺の入口をなぞる…それだけでヒクヒクと蠢くのがわかった。
「あぁっ、智くんっ…挿れてっ!」
「いくよっ、翔くん」
智くんの中心が一気に俺のナカを貫いた。
「あぁっ、イイっ…」
その後も容赦なく打ち込まれる智くんの中心。
「あ、あ、んっ…さと、しくんっ…も、ダ、メ…」
「ん、俺も…」
智くんはそう言うと更に奥深く腰を送ってきた。
「ああぁぁっっー!イクっ…」
背中を反らせ熱を吐き出すと智くんの動きも止まりブルッと震えるのがわかった。
智くんが俺のナカから出ていく。
「あぁ…さと、しく…」
ベッドに身体を沈める俺を優しく腕に抱き、乱れた髪を掻きあげてくれた。
「大丈夫?」
コクンと頷く俺を優しい瞳で見つめてくれた。
「身体、綺麗にしてから休もうね…」