第13章 pray
松潤の質問に今度は翔くんが真っ赤に染まった。答えるまでもないな。
松「そっかぁ、いや~色々めでたい!」
相「そしたら今日翔ちゃん身体キツいんじゃない?」
櫻「え、あ…う、ん…ちょっとだけ…」
益々顔を紅く染めて俯く翔くん。
相「大ちゃん、ずっと我慢してたから激しかったでしょ?」
二「もういいから相葉さん、翔さんのことは俺がみます」
相「なんでぇ?心配してるのに~」
二「心配なのはわかりますけど、デリカシーのない質問は止めてください」
確かに翔くん恥ずかしそう…俺は平気なんだけどやっぱりする側とされる側じゃ違うか。
ニノが翔くんのところへ行くとソファーに連れていって話始めた…とりあえず翔くんは経験者のニノにお任せしよ。
大「相葉ちゃん、ケーキあるけど食べる?」
相「ケーキ?食べる食べる!」
箱からケーキを取り出すと相葉ちゃんが嬉しそうに見つめた。
相「どうしたの?これ?」
大「昨日雑誌の取材で作った」
相「大ちゃんが?」
大「うん、ホワイトデーに渡すケーキ」
松「へぇ~、さすがリーダー上手いなぁー」
相「ほんと、綺麗に出来てる…このメッセージも大ちゃんが書いたの?」
大「うん」
松「『I love you more』ねぇ…」
相「なになに?どういう意味?」
松「私の方があなたのことを愛してます」
相「わ~、大ちゃん、熱いメッセージだね!」
松「そりゃあなぁ…これくらい言わないと翔くんには伝わらないでしょ」
大「べ、別に翔くんに渡すとか考えて書いた訳じゃないし!」
ほんとはそうだけどメンバーに指摘されると恥ずいな…
櫻「…違かったんだ」
大「え?」
ポツリと翔くんの声が聞こえてそちらを向くと悲しそうに俺を見る翔くんと目が合った。
櫻「そっか、残念…俺の為に一所懸命作ってくれたんだと思ってたのに…」
翔くんの視線が下に落ちる。
大「いや!翔くんのこと想って作ったよ!翔くんに渡せたらなぁって、スッゴい愛情込めて作ったから!」