第2章 Kiss からはじめよう
そんな空気を破ったのは相葉くんだった。
「しょうがないよね?大ちゃん、ず~っと我慢してたんだから!」
「まぁ、今まで襲わなかっただけよかったですけど」
「でもどうすんだ?キスだけでこんななのにこの先進んだらもっとだぞ?」
「そうですねぇ、撮影がある前日は控えて貰うしかないんじゃないですか?」
「お前らなに勝手なこと言ってんだよ⁉」
黙って聞いていた智くんが怒りだした。
「昨日俺がどれだけ耐えたと思ってんだ⁉
初日から手出したらさすがに引かれると思って我慢したのに
あんな蕩けた翔くん見たら我慢すんの大変なんだぞ‼」
「そうは言ってもねぇ、雑誌に載ったら翔さん狙う人増えますよ?
と言うかスタッフたちにも狙われますよ?」
「そんなこと言ってたらいつまでも経っても翔くんに手だせないじゃん!」
「もう少し我慢したら?今まで我慢したんだから
キスから序次に翔くんに免疫つけてよ」
「簡単に言うなって!」
「そうだよね~、さっき翔ちゃん見たとき俺でもドキッとしちゃったもん」
「俺の翔くんに手ぇ出すなよ?」
もぅ、勘弁して~。智くんの気持ちはわかったけど、みんなで話し合うことじゃなくない?
みんなが話してる内容は理解できるようになったけど結局俺は話しに入れないんだ…
おわり