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片恋 《気象系BL》

第9章 言葉より大切なもの


〈智サイド〉

今日はロケがある相葉ちゃん以外の4人でライブの打ち合わせ。

ドアの前まで来たら部屋の中がなにやら騒がしい。

ドアを開けて中に入ると

「だから!なんでニノはいつもそうなんだよ!」

椅子に座ってゲーム機を持つニノの横に立ち、ニノを見下ろしてる松潤。

「潤くんこそ、いつもの事だって分かってるならもういい加減慣れて貰えませんか?」

松潤を見ることなくゲームを続けるニノ。

そんなふたりから少し離れた所で新聞を読む翔くんがいた。

俺は翔くんに近づいた。

翔くんは新聞を畳み笑顔で俺を見る。

「おはよ、智くん」

「おはよう、翔くん
で、あれは何?」

「ん、いつものやつ」

「それは分かってるけど、なんで止めないの?」

「そろそろ智くんが来ると思ったから」

更に笑顔を見せる。

そんな笑顔で答えられても…

「もぉ、しょうがないなぁ」

翔くんの頭をくしゃくしゃっと撫でニノと松潤の所へ向かった。

「ふたりとももう終わりにしなよ」

松潤を落ち着かせるように肩に手を置いた。

「だってリーダー、ニノが人の話聞かないから」

「聞いてますよ、ちゃんと答えてるでしょ?」

「ゲームやりながらなんて失礼だろ?
こっちは真剣に話してるのに」

また揉め始まった…

「終わりにしろってば、もうすぐ打ち合わせ始まるんだろ?
メンバー同士で揉めてたらスタッフさん達が気を使うから」

そう言うと松潤が溜め息をついて

「ちょっと頭冷やしてくる…」

そう言うと部屋を出ていった。

翔くんを見ると微笑んで頷くから俺は松潤を追って部屋を出た。
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