第1章 Two
今日は5人での雑誌の撮影。
企画物らしく、スタッフさんが控え室に説明にやってきた。
「今回の撮影は読者の方に事前にアンケートを取りまして、好きなペアとやってほしいシチュエーションを答えていただいてます」
「へぇ、ペアだけじゃなく、シチュエーションもなんだ」
企画書を見ながら、松潤が聞く。
「はい、で、その上位5ペアを発表します」
「わぁ、楽しそう!」
「相葉さんはなんでも楽しいんでしょ?」
と、ニノが突っ込むと
「そんなことないよ‼」
と、反論する相葉ちゃん。
「そうだよね、相葉くんは、楽しい事が人より多いだけだよね?」
翔くんが、優しくフォローする。
「翔ちゃーんっ」
相葉ちゃんが、翔くんに擦り寄る。
近いよっ!相葉ちゃん‼
最近、俺はあることに気が付いた。
それは、俺が翔くんの事を好きだってこと。
ただそれが、いつからなのかはわからないんだ…
「それでそのペアは?」
翔くんが、スタッフに向き直り確認すると
「それは後からのお楽しみと言うことで。1人2ペアずつの撮影になります。」
「結果そのままで1人2回?いじりなし?」
ニノが怪しむ。
「もちろん、不正はしていません。たまたま1人2ペアずつになったので、こちらとしても助かりました。シチュエーションは多かった意見や面白い物を採用してます」
笑顔で答えるスタッフさん。
「5位からの撮影になります。最初のペアは櫻井さんと松本さんなんで、着替えよろしくお願いします」
「「はい」」
「他の方は待機でお願いします」
3人が部屋を出ていった。