第4章 Be with you
「大野さんは大丈夫なんですか?
私たちがこういう関係って…」
「なんで?ふたりともお互いが必要なんだろ?
だったら一緒にいる方が自然なんじゃないの?」
ニノはキョトンとして
「さすが大野さんですね?
小さいことにこだわらないと言うか、それとも何も考えていないのか?」
「なんだと~?人が応援してやってるのに!」
ニノが力を抜きフッと笑いを洩らした。
「嘘ですよ…ありがとうございます」
普段はあまり見せることのない柔らかい微笑みを溢した。
「そろそろ解散する?
ニノ、疲れてんだろ?」
翔くんが相葉ちゃんに聞いた。
「ふたりはまだ飲んでたら?
そんな時間じゃないでしょ?
俺たちは先に帰らせてもらうよ」
「どうする?智くん」
「翔くん、もうちょっとだけ付き合ってよ?」
「ん、わかった
じゃあ、相葉くん気をつけて帰れよ?」
「うん、お先~」
相葉ちゃんは立ち上がるとニノに手を伸ばしニノはその手を掴んで立ち上がった。
ふたりのその仕草がとても自然で見ていて嬉しくなった。
「おやすみなさい」
「おやすみ~、今日は早く休めよ~」
ちょっとからかったらニノがまた赤くなる。
ほんとに可愛いな。ニノの意外な一面を見た。
相葉ちゃんのお陰なんだね…