第4章 Be with you
そうか俺そんな不機嫌だったんだ…
翔くんにも悪いことしちゃったな…
「ごめんね?翔くん」
「なにが?」
「いや、なんか俺凄い不機嫌だったみたいから…」
「ふふっ、だったみたいって自分でわかってないんだ?」
「…うん、ってか原因がわかんないから…」
「相変わらず面白いね~智くんって」
翔くんが笑い出した。
「いやな思いさせちゃったでしょ?
折角誘ってくれて店まで予約してくれたのに」
「気にしなくていいよ
飲みに誘ってるのも自分が好きでしてることだから
だから気が乗らないときは断ってね?」
「それはないから大丈夫!」
「即答だね?でも疲れてるときとかあるでしょ?
遠慮しないでよ?」
「俺は大丈夫だって!
もっと誘って貰いたいくらい」
「ほんとに?」
「ほんとほんと!
でも翔くん忙しいでしょ?
他の人からも誘われてるだろうし」
「その辺は調整してるから問題ないよ
今度から時間がある時は連絡するね?
都合悪いなら悪いって言ってよ?
俺から誘う時は俺の都合は考えなくていいから」
翔くんが微笑んでくれて安心した。
「うん!よろしく」
「了解で~す!」
翔くんが嬉しそうに返事するから俺も嬉しくなった。
ほんとのこと言うと毎回すっごい楽しみにしてんだよね。
だから翔くんが誘ってくれなくなったら寂しいんだろうなぁ…と思ってたんだけどよかった。